枕の種類
枕はとりあえず最新の素材・モデルを選んでおけば良いや!
なんて思ってはいませんか?
確かに改善を重ねて生まれた最新の素材やモデルを選ぶことも間違いではありませんが、一概にあなたに合う枕であるとは言い切れません。
昔ながらのそばがらやパイプが今も根強い人気を集めているのには理由があるんです。
ここでは、枕の種類について詳しく解説します。
素材の種類
枕に使用される素材は主に次の13種類です。
カテゴリー別にすると化学系の素材、粒状の化繊系の素材、天然素材に分けられます。
・低反発ウレタン
ポリウレタンを発泡させたもので、ゆっくり沈んでゆっくり戻る新感覚素材で首と頭にフィットしながら優しくサポートしてくれます。
・高反発ファイバー
樹脂繊維を、細かな編み目状にかためた素材。
肩の曲線に添うようにカットされた形状の枕などがあります。
・高機能ウレタンフォーム
枕の表面が波型になっていたり、凹凸であったり特殊な形をした枕が多いです。
堅さは高反発ファイバーと低反発ウレタンの中間くらいです。
・パイプ
合成樹脂(プラスチック)。ストローを細かく切った様な形をしています。
ザクザクとした感触あり。
・マイクロビーズ
ポリエチレン樹脂を、砂の粒のような超極小粒のビーズ状にしたもの。
マシュマロのような柔らかさで首と肩を支えてくれます。
・高機能合繊わた・粒わた
高機能のポリエステル素材を粒状のわたにしたもの。
ふんわりと柔らかな感触で弾力性があり、クッションで御馴染みの素材です。
・低反発ウレタンチップ
ウレタンをチップ状に細かくした素材。
クッション性に優れ、頭を乗せた時にしっとりとした弾力性とフィット感で人気。
・そばがら
そばの実を脱穀した後の種皮。一粒の大きさは5mm~6mmほどです。
・羽毛・羽根
水鳥の羽毛です。
枕には羽軸の多いフェザーが使われています。
・シルク混わた
シルク(絹)とポリエステルの素材を混合させて、粒わたにしたもの。
フンワリとした上質な枕です。
・ウールわた
羊毛(ウール)をわた状に引き伸ばしたもの。
ただ繊維が細く繊細なのでほこりが立ちやすく、へたれやすいです。
・石
石を粒状にした素材。
ひんやりとしているため、涼しく眠りたいかたにオススメ。
・ひのきチップ
ひのきを小さなキューブ状のチップにした素材。
ヒノキの香りによる、アロマ効果も見込めます。
中でも人気の枕素材は?
1位:低反発ウレタンフォーム
2位:そばがら
3位:パイプ・ストロー
4位:ポリエステルわた素材
http://chosa.nifty.com/life/chosa_report_A20160408/6/?theme=A20160408&report=6&theme=A20160408&report=6/
男女共に人気があるのは「低反発ウレタン素材(六角脳枕やテンピュール)」と言う結果でした。
そばがら素材派は男性に多く、女性は羽・フェザー素材を好む傾向があるようですね。
枕に求めたい理想の素材は?
枕に求めたい理想の素材を挙げてみました!
- 吸湿性があり、汗を吸い取って快適な睡眠を叶えてくれるもの
- 水分と熱を逃がす放湿性と通気性に優れているもの
- ヘタリが少ない(寿命が長い)
- 形が崩れにくくて、安定感がある
- 不快な音がしない
- 臭いがしない
- お手入れが簡単
- 高さの丁度よいもの
残念ながら上記の条件すべてを満たす素材は未だありません。
寝汗を掻きやすいのであれば、通気性やお手入れの簡単さを重視する。
寝がえりが多く枕の形が崩れやすいかたは、安定感があってヘタリにくい素材など、ご自身の好みに合わせて上手に枕を選んでみてください。